| 北海道は、世界の気候区分で本州が「温帯」に属するのに対して、「冷帯(亜寒帯)」に属しています。 日本では「北海道気候」という名前で区分され、年間を通じて気温と湿度が低く、四季の変化がはっきりしているのが特徴です。また、日本の初夏から夏の風物詩「梅雨」はなく、冬は雪が積もります。本州以南に比べ春と秋が短く、花の開花、紅葉の時期にも大きなずれが見られます。 しかし、北海道の面積は、東京都の38.6倍、オーストリアの面積にほぼ匹敵。このため、ひと口に北海道といっても、地域によって気候に大きな違いが見られます。 道内の気候の区分は、道南・日本海沿岸・太平洋沿岸・オホーツク海沿岸・内陸の5つのエリアに分けられます。それぞれの地域の特色は、下記のとおりです。 ![]() ![]() |
日本海と津軽海峡を暖流の「対馬海流」が流れる渡島半島南部は、道内でも温暖で、冬期間の積雪・降雪が少ないのが特色です。 気候が温暖なため、本州以南から持ち込まれた松や孟宗竹、椿などの植物も十分に成育し、この地域ならではの風景を形づくっています。また、松前藩の城下町として栄えた松前町の前浜では、北海道で唯一、サザエがとれることでも有名です。 |
檜山管内から宗谷管内までの日本海沿岸は、夏に晴天が多く、日本海を流れる「対馬暖流」の影響で気温も高めです。一方、冬には北西の季節風の影響で風が強く、降雪量も多め。11月頃から3月頃までは、雪が降り続く「根雪」の状態になります。 北海道最大の都市、札幌市はこの気候に属する石狩平野にあります。 |
根室から釧路、十勝などの太平洋沿岸東部の夏は、太平洋から大量の湿気を含んだ南東の季節風が吹き、沿岸の寒流「千島海流(親潮)」によって冷やされるため、海上で濃霧(海霧)が発生し、内陸へと流れ込みます。濃霧の影響で、夏は晴れ間が少なく、気温も低めに推移。濃霧の影響を受けにくい、帯広市などの内陸部では気温が高くなります。冬は、沿岸部、内陸部ともに雪が少なく、晴天が続きますが、厳しい寒さが続きます。 日高、胆振など、太平洋沿岸西部では、暖流「対馬海流」の影響を受け、東部ほど気温は下がりません。特に、内浦湾(噴火湾)沿岸は、年間を通じて気候が穏やかで、冬期間の雪も少なく、道内でも大変過ごしやすい地域として知られています。 |
旭川市のある上川盆地、名寄市のある名寄盆地など、内陸部の夏は気温が高めに推移し、フェーン現象によってさらに気温が上がることもしばしば。本州並みの気温になることも珍しくはありません。 また冬には、放射冷却現象によって著しく気温が下がります。地域によっては、零下30℃以下に下がることもあり、北海道の冬の厳しさを体感することができます。寒さによって大気中の水分が凍りつき、微細な氷の粒となって舞い降りる「ダイヤモンドダスト」が見られるのも、内陸部の冬の特色です。 |
オホーツク海沿岸は、年間を通じて乾燥した季節風が吹き込むため、晴天に恵まれ、降水量(降雪量)の少ない地域です。1月から3月中旬にかけては、オホーツク海北部で発生し、海流に乗って流れてきた「流氷」が沿岸部に接岸し、海を覆います。これによって、この地域が内陸型の気候になり、流氷が去る「海明け」まで、連日厳しい寒さが続きます。 |
| ■気温と降水量の月別変化 |
| ■気温 | 平均気温(℃) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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| ■降水量 | 平均降水量(mm) | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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